今回は脱毛クリニックの看護師さんにインタビューのVol.2です。
脱毛を開始する時期のにベストな時期、脱毛をする前にやっておくことなど参考にしてみてください。
今回の回答をしてくれた看護師さん
・ニックネーム:うみこさん
・居住地:埼玉県
・年齢:20代
・脱毛クリニックの看護師歴:2年
Q. 医療脱毛の脱毛機の種類について違いや特徴を教えてください。
医療脱毛に機種は、取り扱っている院によって違いますが、アレキサンドライトレーザー、YAGレーザー、ダイオードレーザーなど単独の波長のみを照射できる機械と様々な波長を組み合わせて照射することのできる機械とに大きく2つに分けることができます。
それぞれのレーザーは波長の届く範囲や深さが違うため、細くて毛根が比較的浅い位置の毛には効果が出やすいが、太く毛根が深い位置にある毛には脱毛効果が出にくいなど、機種によっては得意不得意があります。
Q. 特に痛みが苦手な人が医療脱毛を選ぶ時のポイントを理由と共に教えてください。
痛みが出やすい脱毛範囲は、VIOや脇の下、男性であれば髭などの比較的毛質が濃い場所であることが多いです。
そのため、クリニックによっては痛みが苦手な方向けに麻酔クリームや笑気麻酔を使用して照射をすることができる場所もあります。
脱毛のカウンセリング時に、オプションとして麻酔の使用が可能なのかも確認すると良いかと思います。
また、クリニックの使用している機種によりますが、レーザー照射時にジェルを塗って冷却した機械で照射することによって痛みを和らげる効果があるものもありますので、どのような機械を使用しているのかも確認すると良いと思います。
Q. なるべく早く脱毛を終わらせるために工夫するべきポイントなどを理由と共に教えてください。
脱毛の効果を上げるためにはまず、お肌の状態が整っていることが重要なポイントになります。
レーザーを照射することで、光を熱エネルギーに変換しターゲットとなる毛の細胞を破壊します。
その際に毛の中に含まれる黒い色(メラニン)に反応して熱破壊が起きるのですが、紫外線を浴びるとお肌の表面にも多量にメラニン色素が産生されている状態になり、本来毛に届くはずのレーザーの光がお肌のメラニンにも反応してしまいます。
そうすると毛への熱破壊が従来よりも起きにくくなり、脱毛の効果は減少してしまいます。
それだけでなく、お肌のメラニンに熱エネルギーが加わることで火傷を起こしてしまう危険性もあります。
そのため、脱毛期間中はUVケアを徹底していただき、レーザーが効果的に毛のメラニンに当たり破壊されることで脱毛を早く終わらせることができます。
Q. 医療脱毛で脱毛するのがおすすめの部位とその回数の目安などについて理由と共に教えてください。
すべての部位を女性であれば、自己処理の難しいVIOの照射や毛質のしっかりしている脇の照射がおススメです。
自己処理をすることでお肌にダメージが蓄積されていき、ヒリつきや赤みなどの炎症が起きたり、炎症を繰り返すうちに色素沈着として色味が濃くなってしまう可能性もあります。
回数の目安としては、機種やお肌の状態にもよるとは思いますが、脇は6回以上、VIOは10回以上の照射で自己処理が格段に楽になると思います。
VIOの照射回数がほかの部位よりも多いのは、VIOはほかの部分に比べて皮膚が薄かったり粘膜の近くであることからダメージを受けやすいため高出力での照射が難しいことや、下着のこすれなどによる色素沈着があり火傷の危険性があり高出力で照射できないなどの理由があります。
対策としては、乾燥や色素沈着対策を行い脱毛に臨むのがよいと思います。
Q. 医療脱毛をする上で妥協しない方が良い点などを理由と共に教えてください。
脱毛の効果は人それぞれなので、一概に何回やれば毛がなくなるとは言えないのが現状です。
そのため、多くの場合で〇回コースと言った複数回の照射をセットにし、割引が効いている場面がありますのでそういったものが適応されるのかは確認した方がよいと思います。
また、キャンセルをする際に無料でしてもらえるのか、シェービングは別途で料金が発生するのか、全身脱毛のコースの場合照射できない部位はコース消化になってしまうのかなど、細かい部分は十分確認した方がよいと思います。