今回の記事では医療脱毛の脱毛方式の一つである熱破壊式について確認していきます。
蓄熱式の特徴やメリット・デメリット、熱破壊式が向いている人などまとめているので参考にしてください。
Q. 医療脱毛における熱破壊式の脱毛機の原理と特徴は？
熱破壊式脱毛機は脱毛機が毛の黒い色、メラニン色素というものに反応して、発毛組織である毛乳頭(毛の根元にある毛母細胞に栄養を供給している部分)や毛母細胞(毛乳頭から栄養素や酸素を受け取り、細胞分裂をして髪の毛を作り出している部分)に熱を与えて細胞を破壊する事で、毛が抜け落ち脱毛効果を発揮します。
強いレーザーを単発的に照射するために、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じます。
熱破壊式は、色が濃く太い毛を効率的に脱毛することが可能だが、産毛のようなメラニン色素が薄い毛には発毛組織まで熱が届きにくいとされています。
Q. 熱破壊式の脱毛機の効果や痛みは？
熱破壊式では、短い時間で集中的にレーザーを照射するため、一瞬で毛根周辺組織を破壊することが出来ます。
毛包幹細胞が破壊されると毛が生えてこなくなり、毛乳頭が破壊されるとその瞬間から毛を作れなくなるため、1週間程度で毛が抜け始めます。
比較的効果を実感しやすい脱毛方式と言えます。
痛みについては個人差がありますが、一般的に医療脱毛で感じる痛みは、チクッとした痛みやピリッとした痛み、ヒリヒリした痛み、輪ゴムで弾かれたような痛みなどが挙げられます。
Q. 熱破壊式の脱毛機のメリットは？
熱破壊式脱毛機のメリットとしては、濃くて太い毛や頑固な毛が比較的得意であること、即効性が早く、早いと照射当日から翌日に抜けること、効果が分かりやすく照射から1週間から2週間後にポロポロと抜けること、などが挙げられます。
また、蓄熱式と比べて脱毛効果を実感しやすい脱毛方式と言えます。
蓄熱式は毛を生やすための発毛因子が出ないようにしているだけなので今生えている毛は脱毛されず、その後も栄養が運ばれるためある程度は伸びます。
それに比べて熱破壊式は、毛に栄養を運ぶ組織や栄養を受け取る組織そのものをレーザーで破壊するため、効果が実感しやすくなります。
Q. 熱破壊式の脱毛機のデメリットは？
熱破壊式脱毛機のデメリットとしては、産毛脱毛は少し苦手ということ、肌の色が黒い人や日焼け肌は基本的には脱毛できないこと、蓄熱式と比べると肌への優しさが劣るということ、蓄熱式と比べると痛みを感じやすい(痛みが強く感じるのは毛が濃い部分)ことが挙げられます。
また、脱毛施術後の火傷や腫れ、毛嚢炎などの可能性があり、さらに毛根をターゲーットにしているためレーザー脱毛のリスクである硬毛化や増毛化が起こる可能性もあります。
Q. 熱破壊式の脱毛機が向いている人とは？
熱破壊式が向いている人については、毛質が剛毛な人や毛量が多い人、毛の色が濃い人太い人、短時間で脱毛したいと言う人が挙げられます。
剛毛な人やもう量が多い人は、しっかりと毛乳頭を破壊してくれ、おおよそ1-2週間後には毛がポロポロと抜け落ちるのでおすすめです。
