今回の記事では医療脱毛をする際に意識しておきたい毛周期についてです。
毛周期に関する施術の注意点や脱毛の回数などもまとめているので参考にしてください。
毛周期とは
医療脱毛を受けるに当たり、必ず念頭に置いておかなければならないのが毛周期です。
人間の体毛は「成長初期」『成長期」「退行期」「休止期」のサイクルで生え変わっています。そのサイクルのことを毛周期といいます。
脱毛施術を受けるのに最も適しているのは、体毛が表に見えている「成長初期」と「成長期」の時期になります。
この時期に施術を受けると、しっかりメラニン色素にレーザーが照射されるため、高い効果が得られます。
逆に「退行期」や「休止期」に施術を受けたとしても、あまり効果的ではないため注意が必要です。
医療脱毛では毛周期に合わせた施術が理想的
毛周期は体の部位によって若干異なります。例えば脇であれば2~3ヶ月周期で生え変わりますが、手足などであれば1ヶ月半~2ヶ月で生え変わります。
そのため、仮にその期間中に何度も脱毛施術を受けたとしても、あまり意味がないのです。
一度施術を受けると、数日ほどでレーザー照射を浴びた部分が細くなり、抜けてきますが、それはあくまでも施術時に「成長初期」「成長期」だった体毛だけです。
1~3ヶ月ほどで、「退行期」「休止期」だった体毛が成長して生えてきます。それが次の施術のタイミングです。
このように、毛周期に合わせて何回も繰り返し施術を受けることによって、ムダ毛が目立たなくなっていきます。
医療脱毛の脱毛回数を決めるときも毛周期を意識する
医療脱毛を受ける際は、この毛周期におおむね合わせて施術が受けられるかどうかをチェックしておくことが重要です。
中には一定期間中であれば何度でも施術可能といった宣伝文句もありますが、必ずしも効果的とは言えません。
また、施術を受け始めるタイミングも重要です。例えば来年の夏までにはツルツルボディを手に入れたいと思うのであれば、毛周期を逆算し、前年の夏終わりか秋ぐらいから受けるようにすると安心と言えます。
施術の間隔の注意点(毛抜きの使用や日焼けなどは特に注意)
医療脱毛を受ける前までは、家庭用脱毛器や毛抜きなどを使って自己処理をしていたという方も少なくないと思います。
もしも医療脱毛を始めるのであれば、このような自己処理は一度中止しましょう。
毛抜きなどで毛根から毛を引き抜いてしまうと、その部分の毛周期が乱れてしまうため、せっかく医療脱毛を受けても適切な脱毛効果が得られないことがあります。
また、脱毛前後の日焼けにも十分注意が必要です。医療脱毛の場合、レーザーをムダ毛のメラニン色素に照射しなければなりません。
本来であれば黒い毛だけに反応するべきレーザーが、日焼けしている状態だと、肌にも反応してしまい、痛みを強く感じたり施術を断れるケースもあります。
蓄熱式でも毛周期をある程度意識する方が良い
最近はレーザー脱毛よりも痛みを感じにくい蓄熱式脱毛も人気があります。蓄熱式脱毛は、毛を育成させる発毛因子自体に働きかけることで、新しく毛が生えるのを防ぐというシステムになっています。
この蓄熱式脱毛においてもしっかりと毛周期を意識するのが安全です。体の外に見えている体毛というのは、全体の約20%程度に過ぎません。
蓄熱式では毛周期はあまり意識しなくてもよいという口コミも少なくありませんが、より少ない回数で、より高い効果を得たいのであれば、やはり脱毛したい部位の毛周期をしっかり意識した上で施術するのが良いと言えるでしょう。