今回の記事では医療脱毛の脱毛方式の一つである蓄熱式について確認していきます。
蓄熱式の特徴やメリット・デメリット、蓄熱式が向いている人などまとめているので参考にしてください。
医療脱毛における蓄熱式の脱毛機の原理と特徴は?
蓄熱式脱毛はバジル領域をゆっくり破壊していく脱毛方法です。バルジ領域とは、毛の生成を促す司令塔のことを言います。
蓄熱式脱毛は低出力のレーザーを連続して照射することによって熱を蓄積させ、脱毛効果を得ます。
一般的に熱破壊式脱毛に比べると痛みが少ないのが特徴です。
またメラニン色素に反応させる仕組みではないため、熱破壊式では反応しにくいと言われている色素の薄い毛にも効果的です。
蓄熱式脱毛は毛根の根元ではなく、浅いところにある毛包にアプローチをするため、照射直後に毛は抜け落ちず、効果を感じるまで1~3週間ほどかかると言われています。
蓄熱式の脱毛機の効果や痛みは?
蓄熱式脱毛は一般的に痛みが感じにくいとされている脱毛方式です。
蓄熱式脱毛は弱いレーザーを連続して照射し、じわじわと熱をためていく方法のため、今までの脱毛よりも痛みの軽減がされています。
蓄熱式以外にメジャーな脱毛方法として熱破壊式があります。熱破壊式脱毛は毛根に直接アプローチするため、強い単発のレーザーが照射され、痛みを伴います。
我慢できないほどではないですが、場合によっては出力の調整や脱毛の部位によっては麻酔を使用することもあります。
効果については一概には言えませんが、蓄熱式は照射してから毛が抜けるまでに1~3週間ほどかかり、気がついたら抜けていることが多いです。そのため熱破壊式よりも効果の実感として感じにくいケースもあります。
蓄熱式の脱毛機のメリットは?
蓄熱式脱毛のメリットは、なんと言っても今までの医療レーザー脱毛に比べると痛みの軽減がされていることです。
よく熱破壊式脱毛の痛みについて「弾かれるような痛み」と表現されることが多いですが、それに対して蓄熱式脱毛は「熱いコップを肌に当てられた感覚」と言われます。
痛みをゼロにすることは難しいですが、この2つの痛みの差は少なくありません。
また、肌の色の影響が少なく照射ができるため、火傷などの肌トラブルも比較的少ないと言われています。
メラニン色素に反応させる熱破壊式脱毛の場合は、肌色が暗い方は照射が難しいのはよく知られていることですが、生まれた時からアザがあったり、黒子が多い体質の方は、場合によってはそこの部分の照射ができない可能性もあります。
蓄熱式脱毛はメラニン色素に反応させない方法なので、熱破壊式で断られてしまった場合でも蓄熱式であれば脱毛が可能なケースもあります。
蓄熱式の脱毛機のデメリットは?
蓄熱式脱毛は、熱破壊式脱毛に比べるとまだ歴史が浅く、そのため症例データが多くないデメリットもあります。
脱毛効果の実績を示すデータやエビデンスが、他の脱毛方法に比べるとまだまだ不足していると言われています。
しかし、最近では熱破壊式と並行しながら蓄熱式の機械を導入しているクリニックも増えてきています。
肌や毛の状態によって、脱毛の機械を替えながら施術をしているクリニックもあるようなので、自分の通うクリニックがどんな脱毛機を取り扱っているのか調べてみると良いでしょう。
蓄熱式の脱毛機が向いている人とは?
脱毛時の痛みや、脱毛後に赤みや腫れなどが続いてしまうなど、何か不安があるとクリニックに行くまでに足が遠のいてしまい、なかなか脱毛も進まなくなってしまいます。
蓄熱式脱毛は肌への負担や痛みが少ないため、敏感肌の方や今までのレーザー脱毛が痛くてできなかった方へは挑戦してもらいたい脱毛機です。
また肌の色に関係なく照射ができるので、元々のスキントーンが暗く熱破壊式脱毛を断わられてしまった方、受けてはみたけれど出力を上げられず効果がいまいちだった方、気をつけてはいても日常的に日焼けをしてしまいがちな方にもおすすめです。